ティーンエージャーを育てる危険性
子供を育てるにはなにかと危険の可能性を感じますが、ティーンエージャーを育てるには特に危険性が多いです。赤ちゃんはちょっと目を離すと転んだりぶつかったりして怪我をする危険性を、親は毎日経験します。少し大きくなって外で飛び回ったり、自転車で走り回ったりしていても、ちょっと間違えば、事故になって怪我をしたりする危険性があります。また、ティーンエージャーになりますと、夜遅くまで出かけたり、麻薬の実験をしてみたり、タバコを試してみたりで、親の方も危険を感じてひやひやします。
小さい子の時には、何をしていても親の監視下にあるということがほとんどのため、親の心配もある程度限られています。ところがティーンエージャーになりますと、そういうわけにはいきません。ティーンエージャーは特に親から離れることを好みます。成長の過程ですから仕方がありません。親から離れて、大人がするようなことを沢山したがります。そして、親から見て怖いと思うのは、危険を伴う行為もその危険性をあまり感じなくしてやってしまうことです。
特にティーンエージャーは過信のところがあります。自分の能力がどんどん増えてきて、親の力の限度などが結構客観的に見えてしまいます。それは、肉体的にも知能的にもです。しかしながら、自分の能力の限界というものに関しては、未だ知識が十分にありません。ですから、自分の力の誇大視と言う結果になってしまうのでしょう。
親の方としては、ティーンエージャーの子供のことをますます監視しコントロールしたくなるのですが、ティーンエージャーとしては自らの考えを持てる時期になっており、それを試すのに夢中で親と真っ向からぶつかり合います。この状態が俗に言う第二反抗期です。この反抗期は、親の方でティーンエージャーの試したい考えを認められず、小さい子と同じように監視下に置きたいと言う親の立場が続くために大変悪化します。ここで起こらなければならないことは、親の方でティーンエージャーの考えを認めてやり、彼らの実験を遠くから見届け、援助が必要な時だけ手伝ってあげることです。その過程で親のほうは、ティーンエージャーの不完全な考えややり方を見ていかなければなりません。危険なことをしているティーンエージャーに対して、余りどうこうできずにしているのが難しいですね。それでティーンエージャーを育てるのは危険性を伴うということになります。
この危険性を抱えながら歩めない親は、それをなくすために、ティーンエージャーに対して厳しくなりますし、それでもうまくいかない時には投げ出して放任になってしまうところもあります。自分の考えを持つティーンエージャーをガイドしていくには、親もある程度民主的にならなければなりません。子供の意見を尊重し、自分の意見もはっきり表現し、でも、子供に命令したり、プレッシャーをかけないようにしなければなりません。
これである程度の会話ができる親子関係があるところでは、子供も親の意見を聞くことができ、危険なことをあえてしないのですが、問題なのは会話もできない親子関係になってしまっている時です。親がどんな意見を言っても効果がなく、親の言うことを無視したり、反発をしたりしてしまいます。親は力で、できる範囲のことをすると思いますが、最終的にはティーンエージャーの危険性を承知のまま見守ることになるのではないでしょうか。