...And they lived happily ever after.


ロマンスドラマは、タイトルのごとく終わってしまうわけですが、その後はどうなるのでしょう。結婚もゴールインとして呼ばれて、一件落着と言うわけですが、同時にその時点がスタートラインとなり、それまで2人で語ってきた夢を実現していくことになります。そしてそれまでの夢が将来のゴールとなって、努力をしながら、2人で歩んでいくものになります。


結婚直後描いている将来のゴールは、結構理解しやすいです。2人でなにを一緒にしようかとか、どんな雰囲気の家庭を作りたいとか、いつ家を購入しようかとか、子供は何人作ろうとか、どんな仕事を2人でしたいかとか、いろいろあるでしょう。そして、事はその通り進めば何の苦労もなく、今回のタイトルのごとく、その後はずっと幸せに暮らしました、となるわけです。でも、実際にはスムーズに行くことは少なく、何か個人的なものがじわじわと出てきます。


例えば、A君は1日の仕事を終えた後は、1人でゆっくりとリラックスをしたいと感じます。帰宅したとき、たまに夕飯が用意されてないと、不思議に思って憤慨します。なぜ、妻は家にいて時間があるのに夕飯の準備ができていないのかと。そして、仕事の余韻が残っている頭を静めながら食事をしたいのに、妻は彼にとってどうでもよいことを、なんだかんだと話しかけてきます。うるさいし放っておいてほしいと感じます。


彼のストレス発散は、コンピューターを使ってインターネットで好きなサイトをチェックすることです。寝るまでの時間は少しかないので、大切な時間を有効に使いたいのですが、彼の妻はどういうわけか放っておかれて怒っているようです。たまにそれが爆発して大喧嘩になることもあります。週末はたまには結婚以前から知っている友達を誘ってゲームへでかけたり、飲みにいきたいのですが、それに関しても妻は文句を言いますし、やっと説得して出かけたとしても、帰ってくると機嫌が悪いので困ります。


そして、B子さんはいろいろ考えてせっかく作った夕飯について何も言わずにただもくもくと食べる夫を見てがっかりします。夫がおいしそうな食べ物を見て、驚きと興味を表し、うまいうまいと言いながら、食べることを想像していたのに、無視されたような気がして、怒りも覚えます。楽しい食卓は、家を明るくしますし、2人の関係を楽しむ数少ない夫婦活動です。それなのに、話しかけても反応がないし、彼女の関心などに興味をもって聞いてくれません。あげくの果ては、夕飯後、さっさと自分の部屋へ去ってしまい、コンピューターに熱中してしまいます。1日の中でたった少しの2人の時間を有意義に過ごしたいのですが、これでは憤りも隠せません。


週末はたまには結婚以前2人でデートをしたように、外出して食事でもしたいです。少しはきれいにして、夫にそれを認めてもらいたいです。主婦にはなったものの、いつまでも女性としての自分を見失わないようにしたいです。でも、夫は「釣った魚にはえさを与えない」感覚で、いまさら彼女とデートだなんて考えてもみません。そんな夫を見て、彼女は自分の結婚が正しかったのかどうか考えることも少なくありません。


何か個人的なものとは、普段意識して考えない心の欲求です。2人で意識して結婚以前に語ることができるゴールとは違って、相手を省みない自分の欲求です。ですから、相手に理解してもらうのが難しいのです。にもかかわらず、それが結婚の進行を妨げることもできるし、離婚の原因ともなりうる重要なものなのです。


つづく、、、


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