生理前症候群について(PMS)

 

ピー・エム・エスといって、女性が生理1週間位前から生理が始まるまで、いらいらしたり、おちこんだりして調子が悪くなる症状があります。これは、女性の約20%から50%位が、経験するものだと言われています。症状には個人差がありますが、よくうったえられるものは、感情不安定、怒り、いらいら、不安、緊張、おちこみ、気力消失、集中困難、過眠又は不眠などがあります。この状態で最も悪質なものは、生理前不機嫌性障害と言って、一種の病気とみなされています。3%から5%位の女性がこれにあてはまります。

たかが1ヶ月に一回で、ちょっとした気分の差がある位だと、かたずけてしまう人があるかと思いますが、PMSは計り知れない影響をおよぼしているのも事実です。例えば、夫婦の中には、丁度このころになると、夫婦喧嘩になったり、喧嘩をする習慣のある夫婦は、夫婦喧嘩が増えたりすることに、お気付きでしょうか。女性は生理の始まる一週間位前からホルモンの変化によって、感情のコントロールが難しくなります。それで普段思っていること、感じていること、そして夫に対しての不満などが表面に出てきます。これが、喧嘩の原因になったりするわけです。また、この時期に、たまたまフラストやストレスとなることがありますと、それが、夫婦間に出てしまい喧嘩となることもあります。

その外に、この時期は普段持っている精神的な悩みが悪化する時でもあります。例えば、日頃、うつぎみな人は、特にこの時におちこみが激しくなります。また、夫に対して不信のある女性は、このころに不信が誇大化され、妄想のようになったりする場合もあります。また働く女性の中には、この時に集中力がなくなったり、働く気になれなかったり、仕事場での間違えが多くなったり、記憶力が減ったりして、困る人がいるかもしれません。

それでは、生理前症候群はどのような対処をしたらよいのでしょうか。一般的に日頃からのダイエットと運動が症状を減らすのに役立つと言われています。また、精神的には自分がどのような症状を持っているかを経験の上で理解しておくことが大切です。そして、PMSをそれだと判ることによって、家庭や仕事場での影響を制御しやすくなります。また、この自己知識は、症状を考えに入れた上で、自分に余裕をもたせたり、それを夫に伝えることによって、彼の方から夫婦関係に余裕を与える協力と理解を得ることもよいでしょう。

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