第一反抗期
第一反抗期が2歳位から起こるのを、皆様はご存じのことと思います。母親の方から観ると、子供に何を言っても聞かなくなったり、親から見ればしてはいけないことを、次から次へとしてこまります。しかったりすると、今度は泣いて反抗し、なかなか素直になりません。親の方もフラストがたまり、怒って子供にそれを向けてしまうこともあります。
赤ちゃんが産まれてから2歳くらいまでは、子供はお母さんにたよりっきりで、お母さんの心も自分の心もあまり区別がありません。そして、2歳位をこしてから、心が母親から分離していきます。自己というものができてきて、いままで一心同体であったかのような状態から、二心二体に変わっていきます。そして、新しく得られた自己、そしてその力を試し始めるのです。
子供にして見れば、周りの世界は珍しくて興味をそそるものでいっぱい。見るもの見るものを触って、いじってみて、投げてみて、自分が活動的な行為者であることを、試し、楽しみます。でも、現実的にできないことは、沢山ありますから、フラストになって投げ出してしまったりもします。そしていままで優しかった母親が、急にこれはだめ、あれはだめと、自分の邪魔をし、たまには訳も解らないのに怒ったりもします。自分が面白いことをしていて何が悪いんだと、子供は主張し続けますし、親はそれを止めようとします。この親子のありさまが、第一反抗期というものです。
親の制御がなければ、反抗期は起こらないでしょう。子供が自由に自分の世界を探求し、楽しんだり、フラストになったりはしますが、親に対して「反抗」と言うものはないでしょう。でも、一般的な家庭の環境では、子供が何をしても見守っているだけではいられませんから、母親は子供の行動に限度をつけなければなりません。そこで、母親がすべきことで大切なことが二つあります。
一つは、子供が何をしたとしても、自分の怒りを子供にぶつけないようにしましょう。怒りは反抗をエスカレートさせてしまいますし、子供の心に恐怖を植え付けてしまうかもしれません。もう一つは、子供の行動に限度をつけたときに、それをしながらも、子供の気持ちを解ってあげましょう。子供に対して、「それはしてはいけないので、行動は止めるけれど、それで遊びたいのはよく解る。今は残念だけれど、大きくなったらできるよ。我慢しようね。」と言ったところです。